推しがアイドルを辞めない

わたしには3人の推しがいます。

それぞれ舞台俳優、アイドル、今市さんはなにかな、アーティスト?歌手?とにかく3人です。

そのうちの1人、アイドルの推しがハロー!プロジェクト所属グループ、アンジュルム和田彩花(以下あやちょ)さんです。

 

昨日。2018年4月5日。あやちょはブログで、2019年春ツアーをもって所属グループであるアンジュルムおよびハロー!プロジェクトから卒業することを発表しました。

 

ツイッターを開いたわたしの目にまず飛び込んできたのは、アンジュルム公式アカウントの

アンジュルム 和田彩花の卒業に関するお知らせ」の文字。

わかりやすすぎて笑っちゃうね。あんなに若手俳優のブログタイトルの「お知らせ」にみんな「●●のお知らせ」って書いて!ってドキドキしてるのにね。こんなにそれ以外あり得ないなんて、これはこれで可笑しくなっちゃうね。

涙がドバッと出てきて、文字がボヤァ〜っとして見えない。でも間違いなく卒業って書いてある。あぁ、ついにきた。わたしの推しの順番がきてしまった。そう思いました。

 

常々わたしは、あやちょは2019年の春には卒業するかもしれないと言ってきました。どこかであやちょは大学院に行ってるって見て、じゃあ大学院を卒業するはずの来年もしかしたら、って思ってたから。言葉にして、それなりの心づもりをしとかなきゃって自分に言い聞かせてきました。

でも実際その現実を突きつけられたら全然違った。勝手に涙がドバドバ出てきて、わんわんあやちょが卒業しちゃう〜〜〜って家族に言いにいった。

それから漸くちゃんと事務所のお知らせを読みました。

 

‪​アンジュルム 和田彩花の卒業に関するお知らせ http://www.helloproject.com/news/8379/

最後の方にある「卒業しても「アイドル」でいたい」の文字を見て、まじまじと見て、続きを読んで、大慌てで先にツイートされていたあやちょのブログを見に行きました。

長いけど、どうか読んで欲しい。

https://ameblo.jp/angerme-ayakawada/entry-12366075751.html

 

あやちょはハロー!プロジェクトがだいすきで、美術がだいすきで、ちょっと(結構?)変わった女の子です。2017年からはハロプロリーダーも務めています。

わたしは全然、この2年くらいのあやちょしか知りません。マメじゃないから2年間のことも全然って言っていいくらいわかってないです。でも、大好きです。

かわいくって、ちょっとめちゃくちゃで、喋り出すとびっくりさせられちゃうところ。でもやっぱりとびきりかわいいところ。わたしには一番輝いて見えます。推しってそういう存在だと思います。

 

そんなあやちょだから、ずっといつかあやちょにも卒業の順番がきて、そのときあやちょはどうするんだろうって思っていました。ハロー!がだいすきでハロー!に入って、言い方悪いけど、アイドル以外できるの!?ってくらいめちゃめちゃにアイドルなあやちょは、卒業したらどんな未来を歩くんだろうって。

美術がだいすきで、大学院まで行ったんだから、学芸員かな!?とかね。考えました。

でも想像するだけなんです。「アイドル」ではなくなった、あやちょじゃない、和田彩花さんは、わたしの知らない女性なんですもん。

 

そう思っていました。

 

推しの定義って、人それぞれにあると思います。

わたしの中の推しって「その人がそれを真摯に続ける限り、わたしの人生を通して応援したい人」です。

舞台俳優、アイドル、アーティスト。どう考えてもアイドル、それも女性アイドルという「卒業」が付き物のあやちょが、いちばん最初にそこから離れていくんだろうなと思っていました。でも同時に、どうして?って思わずにはいられませんでした。

 

アイドルって、男性も女性もいます。男性アイドルって、30歳になっても40歳になってもアイドルじゃないですか(偏った考えだったらすみません)

それだけじゃない。昔の女性アイドルの皆さんは、今でもあの頃の延長線上みたいに、アイドルじゃないですか(これも、偏った考えだったらすみません)

数が増えたとか、次世代に繋げるとか、なんかわかんない、わたしにはわからない理由があるのかもしれません。でも、いいじゃん、別に、最近の女性アイドルだって、30歳になっても、40歳になってもアイドルでいいじゃないですか。どうして卒業が付き物で、アイドルに終わりがこないといけないんだろう。

いろんなアイドルの卒業発表を見ながら、いつもそう思っていました。

 

卒業って、すっごくすっごく特別なものだと思います。2017年12月11日に卒業した工藤遥ちゃんの卒業公演、とってもいい卒業公演で、涙が止まりませんでした。ほんとに、みんなに見て欲しいくらいです。

他にもいろんなアイドルが、わたしが知ってる人も知らない人も、見た公演もそうじゃない公演も、数えられないくらい卒業していて、きっとみんな素晴らしい公演なんだと思います。

 

それもわかってて、でも、やっぱりどうしてなんだろう?って思いは消えません。

こんなことわたしが言ったってどうしようもないし、みんなもきっと思ってるのにね。

 

あやちょのブログは、わたしにとって、大切な推しからの答えでした。わたしの大切でだいすきなアイドルが、その身を以て、自分の言葉で、難しい心の葛藤を伝えてくれました。

自分の中でどうして?って気持ちが消えたわけじゃないけど、うん。って、なんか、うまく言えないですけど、うん。うん。って頷きました。

それからね、それから。だいすきな「アイドル」の推しはずうっと「アイドル」でいたいと言ってくれました。

 

この選択がもし全然別の、それこそ一般人として生きていく、というものでももちろん応援しました。それに、前向きな卒業だからって寂しいって気持ちが消えるわけじゃなくって、勝手にぽたぽた涙出てきて完全に昨日から危ない人です。

でもね、わたしのアイドルは、ずっとステージに立ち続けたいと言ってくれたんです。30代になったとき1人でステージで歌って踊っていることが次の目標だと教えてくれたんです。

繰り返しになりますが、わたしにとって推しっていうのは「その人がそれを真摯に続ける限り、わたしの人生を通して応援したい人」です。

 

あやちょは、わたしの人生です。